薬剤部門
薬局について
地域の皆様に安心して医療を受けていただけるよう、薬の専門家として、安全で効果的な薬物療法の提供を心掛けています。調剤、服薬指導、医薬品情報の提供などを通じ、チーム医療の一員として医師や看護師など他の医療スタッフと連携をとり、医薬品の適正使用を支援しています。
スタッフ紹介
- 常勤薬剤師(7名)
- 非常勤薬剤師(1名)
- 事務(2名)
業務内容
調剤・注射薬の管理・院内特殊製剤の調製・抗がん剤レジメン管理と調製・薬剤管理指導業務・医薬品情報・医薬品管理・チーム医療
1)調剤業務
当院は87.9%院外(内、夜間-休日の院内調剤11.7%)へ処方箋を発行しており、医師の処方箋に基づき主に入院患者様の内服・外用薬の調剤を行っています。処方されているお薬が患者様にとって適正な用法・用量であるか、飲み合わせに問題はないか、重複投与はされていないかなどを既往歴、検査値、処方歴などから確認を行います。また、一部の外来患者様・救急受診患者様へはお薬の効果、用法用量、注意すべき副作用などの説明とお薬説明書の提供、お薬手帳への記載を行っています。
2)注射薬調剤
入院患者様の注射薬の投与量、投与方法、配合変化、相互作用のチェックを行ったうえで、患者様ごとに取り揃えています(注射薬の個人セット)。
3)院内特殊製剤の調製
治療に必要だが販売されていないお薬を使用する場合は、薬局でお薬の調製を行い、院内製剤として患者様へ提供しています。また、特殊な注射薬に関しては異物や微生物の混入を避けるためにクリーンベンチでお薬の調製を行います。
4)抗がん剤レジメン管理と調製
医師・薬剤師・がん専門認定看護師との連携による抗がん剤のレジメン管理を行っています。また、抗がん剤の無菌混合調製を安全キャビネット内で全例実施しており、調剤者の暴露を防止しています。
5)薬剤管理指導業務
入院患者様のアレルギー歴、副作用歴、持参薬、入院前の服薬管理状況などの確認を行い薬歴管理しています。薬剤師が直接入院患者様に対して、お薬の効果、用法用量、注意すべき副作用などを説明したり、患者様の不安や疑問にお答えしています。また、医師や看護師などと連携をとり退院後もアドヒアランスを保てる医療の提供を心掛けています。
6)医薬品情報提供業務
お薬が適正に使用されるようにお薬に関する様々な情報を収集、整理、評価し、医療従事者や患者様への情報提供、問い合わせへの対応を行っています。
7)医薬品管理
院内で使用されるお薬の購入、適正な在庫管理、品質管理(使用期限や保管条件の確認など)を行い、治療に必要なお薬をスムーズに供給できるように努めています。また、病棟などへ配置したお薬についても定期的に点検を行い、保管状況の確認と配置するお薬の種類・数量の見直しを行っています。
8)チーム医療
当院ではNST(栄養サポートチーム)、ICT(感染制御チーム)、がん化学療法チーム、緩和チームに薬剤師が参加しており、医師、看護師など医療スタッフと協力してそれぞれの専門性を発揮し、患者様へよりよい医療の提供を心掛けています。また、薬剤師としてより高い専門性を発揮できるよう、専門・認定薬剤師の資格取得や専門的知識の習得に努め、医療に貢献することを目指しています。
9)認定薬剤師
- 日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師(2名)
- がん薬物療法認定薬剤師(1名)
- NST専門療法士(1名)
- 日本糖尿病療養指導士(1名)
- 小児薬物療法認定薬剤師(1名)