臨床工学部門
臨床工学科について
臨床工学技士は、医学的・工学的な知識を持った医療職です。医療機器をいつでも安全に安心して使用できるように保守・点検を行っており、有効性と安全性の維持に努めています。他にも透析業務、心臓カテーテル業務、高気圧酸素治療業務など様々な分野に携わっています。緊急の心臓カテーテル治療や高気圧治療の場合は、オンコールにて24時間体制で対応しています。
スタッフ紹介
- 臨床工学技士(4名)
業務内容
透析業務
人工透析で使用する機器の保守・点検などを行っています。
毎月水質検査を行い、水質の安全性確保に努めています。
心臓カテーテル業務
IVUSの操作・測定、IABP、人工呼吸器、除細動器など心臓カテーテル検査・治療で使用する物品準備を行っています。
ME機器管理
ME機器の中央管理を行い、人工呼吸器、輸液ポンプ・シリンジポンプ、除細動器、ベッドサイドモニタなどの保守・点検を行っています。
ペースメーカ業務
ペースメーカのインプラントや電池交換の際に行うプログラマでの設定や、入院や外来でのペースメーカチェック等に対応しています。
高気圧酸素治療装置
県立病院で唯一高気圧酸素治療を行っています。
高気圧酸素治療は大気圧よりも高い高気圧環境下のもと、100%酸素を吸入することで患者さま自身のもつ治癒力を高めることができる治療法です。
石垣島は観光・海洋レジャーが盛んであるため減圧症(潜水病)の急患が増加傾向にあります。その中で本院では、減圧症治療に有効な高気圧酸素治療装置を導入しています。 また当該装置では減圧症の他に末梢循環障害、骨髄炎、突発性難聴などの治療も行っています。 治療中の管理は臨床工学技士が分担して行っています。本院の高気圧酸素治療装置は透明ドームのため、より安心して治療を受けることができます。