院長挨拶
令和5年 院長挨拶
このたび八重山病院第20代院長に就任しました和氣亨(わけとおる)と申します。前任地の南部医療センター・こども医療センターから、院長と副院長の二人それぞれ八重山への熱い想いをもって異動してまいりました。
私は、まだ駆け出しの内科医だったH3年に八重山病院に透析室を開設するため2年間勤務した経験があり、今回は30年ぶりの勤務となります。当時は透析患者が今ほど増えるとは思いもよりませんでした。今後透析患者受入れ枠を拡大するとともに、医師会の先生方や行政の方々と連携して、透析にならないための生活習慣病の治療普及にも取り組みたいと思います。
3年に及んだ新型コロナウィルス感染症も、5類感染症に移行することで行動制限も緩み、八重山病院でもこれまでの厳しい面会禁止から面会制限へと緩和されました。いま懸念されるのはこの3年間に、感染症を警戒するあまり健診を受けなかったり、異常を指摘されても病院受診を控えていた方がなかっただろうかということです。まずはかかりつけ医を受診してご相談いただき、必要とあれば病院へご紹介いただいてください。八重山の人々が健康に暮らしていけるよう、八重山病院はその理念「地域と共に、八重山の医療を守ります」の言葉の通り、地域の皆さまと共にあり、総合病院として全科をあげて安心で安全な最良の医療を持続的に提供するよう力を尽くします。
沖縄県立八重山病院
院長 和氣 亨