リハビリテーション部門
リハビリテーション室の紹介
急性期病院として、新生児から高齢者までのリハビリテーションに携わり身体的・精神的障害の維持・改善、早期離床、車椅子励行、院内ADL・QOLの向上を目標に積極的な訓練を実施しています。リハビリテーション・チームアプローチとして、多職種と協同して治療を実践し、他の医療機関や福祉施設等と連携を図りながら一貫としたリハビリテーションが提供できるよう働きかけています。また、離島・へき地医療における公的機関の役割として、外来リハビリテーションでの患者のフォローも計画的に実施しています。
理念・基本方針
救急医療、小児・周産期医療、離島・へき地医療、精神科医療等において、患者のニーズに応じた専門的なリハビリテーションを提供する。職員個々の知識と技術の研鑽に励み、ワークライフバランスの取れた明るく楽しい職場を目指しています。
スタッフ紹介と業務内容
■理学療法(PT)Physical Therapy : 7名
理学療法は、病気やケガ等により身体に障害をきたし日常生活が不自由になった患者の基本的動作能力(寝返りをする・起き上がる・座る・立つ・歩く)の維持・回復を主な目的としての運動療法(関節可動域訓練、筋力増強訓練、基本動作訓練など)と物理療法(温熱療法など)行います。また日常生活に必要な日常生活動作訓練を行うことによりADL・QOL向上を目的に家庭復帰、社会復帰、寝たきり予防を目指しています。
外来心臓リハビリテーション診療を実施し、家庭復帰支援に取り組んでいます。
■身体障がい作業療法(OT)Occupational Therapy : 4名
作業療法は、病気やケガ等により身体に障害をきたし日常生活が不自由になった患者さんのADL(食事、トイレ動作、着替え、入浴等の身の回りの行為)や生活関連動作(家事、仕事、趣味活動等)を維持、改善出来るよう関わります。また、患者さんの状況に応じて、自宅環境調整や介助指導、福祉用具や自助具などのアドバイスを行い、家庭復帰や社会復帰、寝たきり予防を目指し、患者さんの生活の質(QOL)向上を図ります。
■言語聴覚療法(ST)Speech-Language-Hearing Therapy : 2名
言語聴覚療法は、病気やケガ等により身体に障害をきたし日常生活が不自由になった患者さんの「話す」「聞く」「読む」「書く」「食べる」「飲み込む」等の機能が障害された患者さまに対して、コミュニケーション機能向上、経口摂取再獲得などを目的に、言語練習、構音練習、摂食練習を行っています。身近な方とのコミュニケ-ションがより容易に行えるよう、また、社会復帰や「再びお口から食べたい」という願いを叶えるために、お手伝いさせて頂きます。
■外来小児リハビリテーション診療
運動発達障がい児の運動発達促進訓練、母親への療育相談・指導、義肢装具士と運動機能にあった補装具調整を実施しています。
■精神科デイ・ケア(小規模):作業療法士1名、精神科看護師1名(こころ科精神科医1名)
当院こころ科通院中の患者さまを対象に病気との向き合い方、生活のしずらさを活動や他者との交流・体験を通して社会生活機能の回復を目的としています。
■合同カンファレンス
チームアプローチを高めるために多職種によるカンファレンスを各診療科ごとに実施し、医師や病棟との情報共有を積極的に取り組んでいます。
施設基準
・心大血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)
・運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
・呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
・脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
・廃用症候群リハビリテーション(Ⅰ)
・がんリハビリテーション
・精神科デイケア(小規模)